近々お世話になりそうなら気にしてしまいますよね。
多くのお年寄りが生活している老人ホームですが、ここに入居したいと思っても 無条件でその施設で暮らすことはできません。 介護が必要な方は入れない老人ホーム、とかいった制限もありますが、それなりの 費用を支払うことができる、というのが一番重要なポイントとなります。 お世話をしてもらいながらそこで生活するわけですから普通の賃貸アパートよりも 料金は高くなりそうですし、ボチボチ入居したいな、とお考えの方や近くに身寄りが いなくて施設に入らざるを得なくなりそうな方はいくらくらいの支払いになるのか 気になるのではないでしょうか。 まさか老人なら申し込みをすれば無料で入居させてもらえるとお考えの方はいないで しょうが、自分はまだまだそんな歳じゃない、老人ホームに入居するのは30年以上 先の事だから全く考えたことが無い、という方はあまり費用のことにも興味を持って いないでしょうが、それも若いうちだけでしょう。 要介護認定を受けて体があちこり不自由になってきたら費用のことも気にしなければ ならなくなり、通帳の残高を確認したり所有している貴金属や有価証券の価値を 調べて胸を撫で下ろしたりドキドキすることとなります。 そして老人ホームなどいくつかの施設に問い合わせて入居一時金や毎月の家賃、 食費や光熱費なんかを調べるのです。 どれ位の額になるのかは施設によって異なりますし、介護サービスの充実度も利用料 を大きく変化させる原因となりますので、自分に合った施設を探してそこの料金を 調べるのが一番確実ですが、入居の時期がしばらく先になりそうなら本人の御身体 の状況もまた違ってくるでしょうから、とりあえず大雑把に知るだけのつもりで 調査してもいい、そんな段階かもしれません。 施設によっては補助金が支給されるのもありますし、契約もかなり複雑な仕組みに なっているのでしっかり把握しづらいかもしれませんが、知らなければ安心できない ので頑張って理解する努力はしてみましょう。 最も利用される機会が多そうな施設は有料老人ホームになるでしょうか。 ここは入居時に終身利用権の契約をするのが一般的で、特別な問題が発生しない 限りは生涯そこで暮らせることが約束されます。 更新時に次の契約はどうする、といった話にはならず、最初の契約で一生骨を埋める つもりで入居するので、それ以上老後の心配をせずにすむというメリットがあります。 もしも1年契約だと、更新の時に貯蓄が底をつきそうだから退去しなくてはならない、 なんてことになったらとっても悲しいですし、金銭的な理由以外のことが原因だと しても不幸になってしまいそうです。 なので終身利用権方式の契約は素晴らしいアイデアだと思います。 ここでは月々の利用料の支払いの他に入居一時金をの支払いがあります。 これが終身利用権を得る対価と思っておけばよく、少々高い施設もありますが 本当にそこは施設によりけりなので興味のある老人ホームがみつかったら確認して みるのが手っ取り早いでしょう。 最近では入居一時金はいらないかわりに毎月のお支払いを高めに設定するプランを 採用している施設もありますし、自分の寿命と相談してどちらがお得になりそうか 決めるのもありかもしれません。 あと30年は生きるつもりなら入居一時金を支払って悠々と生活を送ったほうが 良さそうですし、もう長くはない、2年もすれば大往生だというなら月々の支払い も短期間で終わるので入居一時金が必要の無いプランの方がトータルでの出費は 安く抑えることができそうです。 あとは設備や立地場所によっても支払額に幅がありますので、そのあたりの事も 考慮して老人ホーム選びをすれば上手な契約をすることができるのではないでしょうか。 安さが全てではありませんが、途中で支払いが滞っては迷惑をかけてしまうので 無理のない計画で施設選びをしましょう。