毎月発生する支払い

生活すると発生する費用も家賃だけではなくいろいろあります。

費用のイメージ

賃貸マンションで1人暮らしをしていて、自分で毎朝目玉焼きを作ったりタマゴ焼き を調理したりスクランブルエッグを手際良く完成させたりタマゴがけゴハンを わずか数分で食卓に並べることができる人なら、食費を徴収されることはありません。 ですが老人ホームではみんな自炊をしませんので、スーパーでタマゴを購入する こともないしネットショップで生卵をお取り寄せして代金を振り込むこともなく、 つまり直接自分でタマゴ代を支払う機会はあまりないのです。 そして白米を買うことも、ネギも同じくです。 その代わり食事を用意してくれる施設に食費を納めます。 施設内では一切の食事を受け取らない、というのなら食費は発生しませんが、毎日 自炊をしたり外食をするのはなかなか大変です。 健康な身体があっても朝昼晩お料理を作るのを毎日繰り返すのはしんどいでしょうし、 外食するのは金銭的な負担が大きくなりとてもじゃありませんが毎日は厳しいです。 安い飲食店なら300円位で食べられるところもありますが、毎日同じメニューでは 栄養のバランスも悪いですし近場になければ交通費もかかります。 水だけ飲んでいれば生きていける肉体を手に入れた人ならば食費はかかりませんが、 そうでないのならどこかで食費は発生するのです。 自炊にしても外食にしても、1回分の金額には違いはありますが月に数万円の食費 を使うことになり、老人ホームで暮らすのならそこで提供される食事を頂いて毎月 お金を支払うのが一般的となっています。 よくある形態は朝食・昼食・夕食で金額が設定されており、月に何回それぞれを 食したのかで請求される金額を決定します。 食べた分だけ支払うので理にかなっていますし、設定されている金額も外食する よりかは安いでしょうから利用することに抵抗を感じる方はいません。 あと光熱費を支払うことになる施設もありますが、これは必ずしも全ての老人ホーム で請求されるわけではありません。 管理費としてまとめて徴収されることもありますし、その場合は光熱費という名目 での支払いは発生しません。 老人ホームで生活する人がどんな性格をしているのかに関わらず、電気や水道は 毎月そこそこみんなが使用しているはずです。 ですので施設はその支払いをしますし、最終的に負担するのは利用者である入居者 のお年寄りなのは疑う余地の無い事実です。 これを光熱費として毎月使用した分だけ個別に徴収する施設もあれば、運営費に 予め上乗せしている施設もあるのです。 公共部分で使われる光熱費ではなく、自室で使った光熱費のみ各自負担する、その 分だけ毎月請求するというのが最も多いパターンのようですが、老人ホームによって 個別にルールが決められているので要確認でしょう。 これがどのように定められているかで毎月の総支払額は大きく違ってきますし、 契約時にはきちんと説明してもらうべき項目です。 あと介護が充実している施設ですと上乗せ介護費というのが請求されるケースも ありますが、これは不思議な費用なので覚えておくといいでしょう。 スタッフの人員が国が定めている基準より過剰、つまり手厚いサービスを提供する 余裕のある施設では、その分介護費用を多く徴収するのでこの項目があります。 計画的に多めの求人を出してスタッフを充実させた、その方が入居者の満足度も 高くなるので喜んでもらえる、だけど人件費が余計にかかる、これは当然です。 その人件費の穴埋めに上乗せ介護費があり、より良い介護サービスを求める方の 集う施設ではわりと普通にみられるかもしれません。 これがある老人ホームでは、無い施設よりもスタッフが充実していると考えられ ますから快適な生活を送ることができそうです。